浴衣のココロ

浴衣選び

昔入浴するときに着られていた「湯帷子(ゆかたびら)」が変化したものといわれています。風呂上りのほてった身体に浴衣を着ると、汗を吸い取ってさらっと着ることができます。そのため浴衣は、夏の暑い時期にも一般的な夏の服装として定着しましたが、ほかの着物とはちょっと違うところがあるんです。

女性用の浴衣

女性用の浴衣は男性用のと違い、昔からデザインや色が豊富にあります。昔から親しまれている松トンボやなでしこといった柄物や、白地にあやめや金魚などの涼しげな模様がデザインされたものもあります。
最近ではポップな現代風の模様や色使いの種類も多く、洋服とあわせた着こなし方をする人もいます。
浴衣のデザインや色を選ぶときには、昼間に着るものであれば木綿などの生地に黒や紺色といった濃い色のものを着ると日差しの中で色やデザインが引き立ちます。
反対に夜の祭りなどには白地がおすすめ!
暗いところで白く浮かび上がる様子はどこか幻想的にも見えて素敵なんですよ。
また、浴衣が汚れるのが気になる人でも洗濯が簡単ですし、2000円程度で買うことのできる安めの浴衣などもあります。
ジャブジャブ洗っていいものですので、ヨゴレなんか気にせず楽しんじゃいましょう!

女性用の帯

女性が浴衣を着るときに使う帯は、半幅帯と呼ばれる少し幅の短い帯や、子どもが使うこともある兵児帯(へこおび)を使います。
半幅帯を使った帯結びには若い年代向けできりっと締まった印象のある「一文字」や可愛らしい印象の「文庫」「リボン結び」、年齢を問わず男性にも使われることのある「貝の口」や小さめの「お太鼓」などがあります。
兵児帯を使う場合、リボン結びにするのが簡単な方法ですが、半幅帯と重ねて帯を締めると半幅帯の間から兵児帯がレースのように見え隠れするアレンジ帯結びを簡単にすることができます。
女性用の帯は、浴衣と同じように色やデザインが豊富にあります。
「ゆかた」の色に合わせた帯を選ぶとそれぞれが引き立ちますので、帯を選ぶときは「ゆかた」を持っていって実際あわせてみるのがおすすめです。

女性用の浴衣の場合、丈を着るときに調整できるように長めに作られていて、着るときに胸から腰の部分で緒って「おはしょり」を作って丈を調整します。
そのときに使うのが紐ですが「ゆかた」の場合は、「胸紐」と「腰紐」と呼ばれる二本の紐を使います。
胸紐は帯を締めたときにはずしてしまいますが、腰紐は浴衣を締めるのに必要な紐で、帯を締めたあとは紐が帯の下に隠れて見えないようにします。
女性用の場合、男性用のと違って帯だけでしっかり締めることは難しいので、着崩れないように着るためにはこの紐が欠かせません。

浴衣の下着

浴衣は、もっとも簡単に着ることのできる着物といわれていて、気軽に着ることができるので、着物を着る前に浴衣で着付けや着こなしに慣れるという人も多くいます。
「ゆかた」とほかの着物との大きな違いのひとつに、襦袢(じゅばん)と呼ばれる着物専用の下着を着ることはあまり多くありません。
洋服を着るときと同様に下着の上から直接着ることが多いのですが、体のラインや下着の線を補正するためにスリップやさらし、肌襦袢や「湯文字」と呼ばれるものを着てから着ることもあります。
こういった下着は、汗を吸い取りやすく、肌にくっつきにくい素材のものを利用することでより快適に「ゆかた」を着ることができますよ。

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