浴衣のココロ

浴衣と下駄の歴史

皆さんは、「ゆかた」を着たときに何を履いていますか?
浴衣を着たときには、素足に下駄を履くのが一般的なようです。
浴衣はもともと湯上りや暑い夏の時期に涼しく着られる着物として使われていましたから、足元も涼しくということなのでしょう。
しかし、浴衣に草履をはいている人や、足袋をはいて下駄や草履をはいている人もいます。
でも、別に違和感はありませんよね。浴衣は自由に着こなして良い着物なので、着物風に半襟をつけたり、コートやバックなどを洋風のものでコーディネイトすることも一般的です。
じつは、「浴衣に下駄」という考え方が一般的になったのは、戦後になってからなのではないかといわれています。
戦前の日本人の服装は、洋服と着物が混ざり合っていました。
着物もまだまだ一般的に着られていましたし、洋服もまた一般的な服装でした。
浴衣は着物の中でもカジュアルな服装として着られていましたから、浴衣に靴を合わせたり着物にブーツを合わせたりすることも多かったようです。
実際、女性が着物を着るときに袴(はかま)を履く場合には、ブーツをはいている人も多いですよね。
戦前の女学生は袴にブーツ姿というもの珍しくはなかったようです。
皆さんも着物姿にブーツを履いた坂本竜馬の有名な写真を見たことがあるのではないでしょうか。
時代ごとに見られる草履や下駄の流行の形にも、洋風の靴型に近いデザインのものが色々ありました。
最近では、浴衣を着物風に着こなす人も多いようですから、「浴衣には下駄」という考えにはあまりこだわらなくてもいいのかもしれませんね。

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